コレクション展示
ドレスコレクション展「皇帝ナポレオンとその時代―革命がもたらした新しいファッション」
2024年9月14日(土) - 11月10日(日)
開館時間
10:00 – 18:00 (入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館、9月17日、9月24日、10月15日、11月5日は休館)
入館料
特別展「フィンランドのライフスタイル-暮らしを豊かにするデザイン-」 | ※特別展観覧料金に含まれます |
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1789年に起こったフランス革命は、ヨーロッパ中の社会史と政治史の転換点になるできごとでした。
ファッションにおいてはロココ時代の過剰な造形や装飾が捨て去られ、それに代わり新古典主義の
流れを受けた古代ギリシア、ローマを思わせるような自然なスタイルへと稀にみる急激な変化を見
せます。英雄ナポレオン・ボナパルトは、君主制を守ろうとする周辺諸国との戦いに次々と勝利を
収めて1804年にフランス皇帝に即位し、封建制を終わらせ近代市民社会の第一歩を築きました。
フランス第一帝政にちなんで「エンパイア・スタイル」と呼ばれるこの時期のファッションを、版
画や映像なども含めた数々の収蔵品から紹介します。
ナポレオンが1800年頃に着用した軍服のレプリカ 2024年
製作:大阪樟蔭女子大学化粧ファッション学科
シュミーズ・ドレス1800-05年頃 フランス
扇 19世紀初頭 イタリア
《帽子屋のアトリエ》
『ル・ボン・ジャンヌ』より1807年
展示作品
・1804年12月2日ノートルダム大聖堂で執り行われたナポレオン1世の戴冠式の再現
・学館協働事業により大阪樟蔭女子大学が製作したナポレオンが着用した軍服の再現品
・革命後に大流行したシュミーズ・ドレスを含めたエンパイア・スタイルのドレス
・当時の人々の暮らしを風刺的に描いた版画集「ル・ボン・ジャンル」
・18-19世紀の西洋衣装のスタイルの変遷を実物で見る「ヨーロッパ服飾史年表」
・ドレス32点、版画約30点、アクセサリー、扇等の服飾小物 他
作品リスト(PDF)