みなさま、こんにちは！

先日まで夏のような暑さが続きましたが、今日は曇天、少し肌寒いお天気でしたね。

新しい元号、令和になってきょう5月31日（金）で、早1カ月が経ちました。

特別展「伝説のファッションデザイナー　鳥丸軍雪展」は

会期の3分の2が過ぎたところです。

久しぶりに服飾の展覧会ということも手伝って、

ファッション系の大学・専門学校の学生さんをはじめ、

ファッションがお好きな方、そして鳥丸先生のご経歴から

アニメファンの方にもご来館いただいています。

60年前、神戸港から渡英する前、鳥丸軍雪青年は、

いま放送中のNHK朝の連ドラ「なつぞら」で、主人公なつが

ちょうどきょうの回で合格した会社のモデル、東映動画のアニメーターだったのです。

展示室には、そんな東映動画（朝ドラでは東洋動画）時代の作品や、

仲間たちが渡英にあたって寄せ書きした送別文集などを展示したコーナーがあります。

アニメ制作の草創期の現場には、綺羅星のごとき才能が集まっていたそうですよ。

そんな懐かしい時代のエピソードの数々も飛びだした

5月19日（日）に開催したトークイベント「ファッションデザイナー鳥丸軍雪×

女優　佐久間良子　ファッショントーク」は大入り満員、大盛況のうちに終了しました。

そもそも、4月末にプライベートでご来館いただいた

佐久間良子さんのお申し出で急遽実現したイベントでしたが、

当日は、東京、名古屋、静岡、宮崎、そしてカナダはバンクーバーから

ご来館いただいた方も！　ご遠方からのご参加、誠にありがとうございました。

この日の佐久間さんの衣装は、急遽鳥丸先生がお作りになった

赤と黒のコントラストが映えたプリーツのドレス。

美しくエレガントで、気品あふれる佐久間さんにとても良くお似合いでした。

英国大使館のパーティーでの再会、

舞台「椿姫」の舞台衣装を鳥丸先生に依頼されたこと、

ダイアナ皇太子妃が来日されたときのブルーのドレスをどうお作りになったか、などなど。

また、お二人ともに長いキャリアの上に、新作ドレスの制作や、

新しい舞台への出演とチャレンジされ続けているというお話に

会場は賞賛のため息や拍手に包まれました。

また、鳥丸先生の「プリーツ」と「ドレープ」のドレスをご紹介する

ミニファッションショーも展開。

モデルは、2年前に先生の地元である宮崎県で開催された

「鳥丸軍雪展」で鳥丸先生が自らスカウトなさったCLEO(クレオ)さん。

とてもフレッシュに、エレガントに着こなしていました。

参加者のみなさまのアンケートにも熱いコメントがいっぱい！

「鳥丸先生のすばらしいドレープのファッションと日本を代表する女優の佐久間良子さんのトークこんなめったにない機会に出会えましたこと感謝いたします。今日の佐久間さんの美しささすがです」（神戸市・70代・女性）

「鳥丸先生、佐久間良子さんという二大巨匠のお話を近くでお伺いすることができ感激いたしました」（静岡県・50代・女性）

「鳥丸さんならではのデザインされた衣装をまとったモデルさんが登場し、会場に彩りを加えてくれました。佐久間さんとの出会いから60年の経緯を含め、味わい深い対談でした。鳥丸さんが、佐久間さんをはじめモデルさんへの敬意と女性を大切にされていることが伝わってきました」（三田市・50代・男性）

「佐久間さんの舞台の唐人お吉の苦労裏話を聞き、ご苦労を知りました。鳥丸先生のダイアナ妃のドレスの作製の裏話も面白かったです」　（神戸市・70代・女性）

「とても魅力的なお二人で東京から来た甲斐がありました。人間何歳になってもチャレンジし続けていると、若さを保ち続けられるんだなぁと思いました」

（東京都・40代・男性）

「少人数ですごく良かった。サロンのような雰囲気でお二人が身近に感じられました。佐久間さんが書で〝毎日賞″を取られているので毎日展を私もがんばります」（大阪市・70代・女性）

ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。

お話にも出たダイアナ元皇太子妃が来日されたときの

宮中晩さん会でお召しになったブルーのイブニングドレス（レプリカ）が

並ぶお部屋は、写真撮影ＯＫです。

ぜひ、美術館で、みなさまもご一緒に写真を撮ってみてくださいね。

ご来館、お待ちしております！

 

●6月23日（日）まで開催中！

特別展「伝説のファッションデザイナー　鳥丸軍雪」

GNYUKI　TORIMARU

 

［同時開催］

コレクション展　　「５つの時代衣装展　

－華麗なるロココから優美なベル・エポックまで－」