みなさま、こんにちは。

 

いよいよ7月8日（土）より特別展「花のお江戸ライフ―浮世絵にみる江戸っ子スタイル―」が開幕します。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。

 

さて、今月は3階ライブラリーに新着図書が10冊入りました！
その中からライブラリースタッフが6冊ピックアップしてご紹介します。※（　）内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。7月新着図書リスト

 

 

 

■Works　2009-2018 : Vincent Van Duysen (2805/DUY)
ベルギー出身の建築家兼デザイナー、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの2009年から2018年までの
作品集です。ニューヨーク、パリ、ハンプトンズに建てられた住宅、ロンドンのアレクサンダー・ワン
の店舗、公共のビルのほか、インテリアや家具の意匠においても、ドゥイセンの洗練された世界観に
浸ることができます。親友でアカデミー賞授賞女優のジュリアン・ムーアが序文を書いています。

 

■Der handschuh the glove : Mehr als ein mode-accessoire (1207/DER)
ドイツ皮革博物館では、アクセサリーの歴史的役割や文化について辿る試みを行っています。
ここに展示された手袋はイヌイットの防寒ミトンから教皇の手袋、ドリス ヴァン ノッテンなど
有名デザイナーの作品まで多岐にわたっています。ブルジョアのエチケットとして不可欠であった手袋は、
現代では使い捨てのラテックス手袋やスポーツ用といった実用的な意味において不可欠と言えます。
本書においてレザーではないのですが、愛の証しとして使用されたこともある繊細なレースの女性用手袋が
美しく印象に残りました。

 

■Jeanne Lanvin : Fashion pioneer (0403/LAN)
「ランバン」の創始者、ジャンヌ・ランバンの生涯を、ドレスで辿ることのできる本です。
1867年にフランスで生まれたジャンヌ・ランバンは、13歳のときパリの帽子屋に就職。結婚後、
娘のマリーに着せていたドレスが評判になり、キッズとママ用のブティックをオープンしました。
その後オートクチュールブランドでいち早く香水を商品化するなど、
「働くママ起業家」のさきがけとなった女性です。ドレスの写真とデザイン画もたっぷり。

 

 

■名画のティータイム : 拡大で見る60の紅茶文化辞典 (1904/MEI)
紅茶教室を主宰する著者が、６０枚の名画から紅茶文化を紐解いていく。
ティーケトル、ティーストレーナー、ティースプーンなどなじみのある道具を絵画の中に見つける楽しさ、
ピクニックティー、ナーサリーティーなどの聞きなれないワードを知る面白さ、そして、料理上手の妻、
カミーユのアフタヌーンティーを想像しながらモネの絵を見る感動。紅茶を介しての名画鑑賞は新鮮です。
著者による2019年の神戸ファッション美術館企画展示「アフタヌーンティーのよそほひ」のカタログも
あわせてご覧ください。

 

■メトロポリタン美術館展 : 西洋絵画の500年   (3402/MET)
1870年に創立されたアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館は、先史時代から現代まで、
5000年以上にわたる世界各地の文化遺産を包括的に所蔵しています。2021年11月～2022年5月に
日本で開催された「メトロポリタン美術館展　西洋絵画の500年」では、ルネサンスから19世紀まで、
西洋絵画史500年を彩った巨匠たち、ティツィアーノ、エル・グレコ、カラヴァッジョ、ラトゥール、
フェルメール、ルーベンス、モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌまで、選りすぐりの名画65点を
展示しました。全出品作品をカラーで掲載した公式図録です。

 

 

■李禹煥 : リ・ウファン   (3425/LEE)
「もの派」を代表する世界的な美術家・李禹煥。
自然や人工の素材を節制の姿勢で組み合わせ提示する「もの派」と呼ばれる動向を牽引しました。
60年代の初期作品から、彫刻の概念を変えた〈関係項〉シリーズ、最新の絵画作品を収録しています。
2022年8月～2023年2月に国立新美術館、兵庫県立美術館で行われた回顧展の作品集です。

 

これらの書籍はライブラリー入口右手の窓側付近に展示しております。
お気軽にお手に取ってご覧ください。