2024.8.2 ライブラリー
【ライブラリー情報】8月の新着図書のお知らせです!
みなさま、こんにちは。
当館3階ライブラリーに、今月も新着図書が12冊入りました!
ライブラリースタッフが6冊ピックアップしてご紹介します。※( )内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。8月新着図書リスト
■真珠の世界史 (1202/SHI)
真珠は古来より高価で美しい宝石であり、大事な交易の品物でした。
真珠に焦点を当てながら歴史をたどっていくと、歴史の重要局面の至るところで
真珠が関わってくることをこの本は教えてくれます。
御木本幸吉が真珠の養殖を成功させてからの話がとても興味深く
戦後外貨獲得を目指して快進撃~世界に排斥されながら真珠王国となるあたりは
日本でも意外と知られていないのではないかと思います。
残念ながら以前ほどの勢いを持たない真珠王国日本の現在の状況、
環境との共存など問題提起で最後は締めくくられています。
あとがきと膨大な参考文献から、本当によくここまで文献を読み解かれたと
感心させられる読み応え十分のおすすめの一冊です。
■コーヒーは楽しい!:絵で読むコーヒー教本(1904/KOH)
世界中で親しまれているコーヒー。本書は豊富なヴァリエーション
を持つコーヒーの魅力を、パステルカラーの優しいイラストがわか
りやすく教えてくれます。遊び心のあるラテアートも、「基本の注
ぎ方を少し変えるだけで、ハートのモチーフを描く」ことができる
と背中を押してくれます。より美味しく、自分の好みに合ったコー
ヒーを楽しむためのヒントがたくさん詰まった一冊です。
■古道具もの語り (3608/SAK)
東京目白にあった「古道具坂田」は、
骨董、工芸、美術などの世界で活躍する多くの人々が、店主である坂田和實さんの目が見据えるものを求めて足を運びました。
白洲正子が最後に惚れ、村上隆も師と仰いだ古道具界のカリスマ、坂田和實。
本書は、東海道新幹線の車内誌に連載された記事をまとめた坂田さんの遺著です。
当代一の目利きをも唸らせた「選択眼」。なぜそれらを愛でたのか。その精神を辿ることができます。
■19世紀ファッションのディテール(0303/19)
V&A博物館のコレクションから選ばれた、19世紀のファッションの頂点にあったであろう150点の作品が、美しい写真、衣服全体の線画で表されています。縫い目、ステッチ、留め具、ボタン、織り面、模様、袖口などすべてが美しく、主役となっていて、細部に焦点を当てながら、19世紀のファッション、生活までが眺められる画期的な1冊です。
■「うまく言葉にできない」がなくなる言語化大全(0103/GEN)
出版社で編集者・記者を務めた作者による「伝える力」を身につけるための本です。
伝える力、つまり「言語化できる力」を身につけると、
文章を書くのはもちろん、話すときにも、プレゼンや報告書をつくるときにも、
レポートを書くときにも役立ちます。
実践的な方法論が具体的に書かれているので、仕事で伝える場面のある方だけでなく、
論文を書く必要のある学生さんにも、ぜひおすすめしたい一冊です。
■PHOTO ARK : 動物の箱舟 : 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト(3012/DOU)
フォト・アークとは、世界の動物園・保護施設で飼育されている1万2000種の動物をすべて写真で記録するという、写真家のジョエル・サートレイが中心となって立ち上げた、ナショナル・ジオグラフィックのフォト・アーク・プロジェクト。
フォト・アークとは「写真版ノアの箱舟」を意味する。
人間は、美しいものや強いものを欲しがり、娯楽のためにすばらしい動物たちを捕まえたり殺したりしている。そして、同時に豊かな生物多様性を守るチャンスも与えられている。
本書には、およそ400種の絶滅の危機にさらされる世界中の動物たちのポートレートを掲載しているが、彼らのポートレートを遺影にしないために、私たち人間ができることはなにか、動物たちの目をじっくりと見つめて考えて欲しい。
神戸ファッション美術館3階のライブラリーには、ファッション、デザイン、建築、
映画、アートなどの書籍が多数ございます。
ぜひ、ライブラリーでごゆっくりお過ごしください!