みなさま、こんにちは。
 
当館3階ライブラリーに、今月も新着図書が10冊入りました！
ライブラリースタッフが6冊ピックアップしてご紹介します。※（　）内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。10月新着図書リスト
 

 
■ キボリアル：木彫りアーティスト・キボリノコンノ作品集 (3609/KIB)
本書は、木彫りで究極のリアルを追い求める「キボリアル」の初作品集です。
元公務員の作者が木彫りアーティストに至るきっかけは、DIYで出た木の端
材を彫ったコーヒー豆でした。思いのほかそっくりにできた体験は、食品を
モチーフにした数々の作品へと広がっていきました。木彫りなのに、「透明
のものをつくってよ」という友人の無茶振りにも、独自の創意と工夫で作品
化に成功。思わず手にとって食べたくなるリアル感に魅了されます。
 
■Things that go together 　(2408/THI)
ロンドンの照明デザイナー、マイケル・アナスタシアデスの初作品集です。
土木工学の学位を持ち、ロンドンのロイヤル・カレッジオブ・アートでインダストリアル・デザインの修士号を取得した、異色の経歴の持ち主です。
代表作であるフロス社の照明は、棒と球体が生み出す絶妙なバランスが
誌的で優雅な佇まいです。
機能性を巧みに融合させつつ、まるでアート作品のような独創的なデザインの照明のほか、マイケルが自然の中から見つけてきたコレクションやオブジェが入念に配置されています。
 

 
■おいしいデ(3612/UME)
高知県に拠点を置き、「一次産業×デザイン＝風景」という方程式で
活動するデザイナー。
仕事を受けるとき、「ハラガククレテイルヒト」は重要な部分であり、おいしいで直感的に脳が動き、しくみをつくることもデザインとする。
稼げるカタチにすることの背景や面白がり方を知ると、シンプルでインパクトのある梅原氏のデザインがますますこちらに迫ってくるように感じ、おいしいものを味わいたくなります。
 

 
■ビールは楽しい！ : 絵で読むビール教本(2005/BIR)
カラフルで分かりやすいビールの教科書。
「ホップジュース」とも呼ばれるビール。さて、ホップとはなんだろう？そんなホップの影の活躍を詳しく解説。
ビールをよりおいしく楽しむためのグラス選びや保存方法も書かれている。
後半には、ビールを使ったレシピも紹介されており、真似したくなるものばかり。
ビールは、酔っぱらうためのものではなく、楽しむものだ！と可愛いキャラクターたちが教えてくれる。為になる一冊。
 
■HEINRICH KUEHN AND HIS AMERICAN CIRCLE：
Alfred Stieglitz and Edward Steichen (3004/KUE）
1800年代後半に活躍したオーストリア人写真家、ハインリッヒ・キューンの作品を
スティーグリッツ、スタイケンという著名なアメリカの写真家たちとの交流を交えて
紹介したとても美しい写真集です。
医学を学ぶことが写真を始めるきっかけだったキューンは、写真に技術と芸術性を求めました。
絵画を描くように撮影された写真たちはマネやモネの作品かと錯覚してしまいます。
不思議な感覚を経験してみてください。
 
■SOFIA COPPOLA ARCHIVE(3114/COP)
映画監督ソフィア・コッポラの作品集。
「バージン・スーサイズ」や「マリー・アントワネット」などの作品の場面や、
オフショット、作品のインスピレーション源、ラフスケッチなども掲載されています。
「ガーリー」の代名詞だった彼女の、イメージリソースを垣間見れる貴重なビジュアルブックです。
 
神戸ファッション美術館3階のライブラリーには、ファッション、デザイン、建築、
映画、アートなどの書籍が多数ございます。
ぜひ、ライブラリーでごゆっくりお過ごしください！
 
また、11月10日(日)まで特別展「フィンランドのライフスタイル－暮らしを豊かにするデザイン－」
を開催中です。皆様のご来館を心よりお待ちいたしております！