神戸ファッション美術館

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お知らせ・イベントのご案内(Blog)

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2022.1.5 ライブラリー

【ライブラリー情報】1月の新着図書のお知らせです!

 
みなさま、こんにちは!
 
当館3階ライブラリーに今月も新着図書が21冊入りました!
詳細は下記リンクよりご覧ください。
1月新着図書リスト
 

 
ライブラリースタッフが新着図書の中から6冊ピックアップしてご紹介します! ※( )内は資料請求記号
 
■1970’s ロンドンカルチャーの世界(4309/197)
1970年代のロンドンは「パッとしない10年間」だと言われていたようですが、近年では再注目され、何度かリヴァイバルされています。
音楽ではロックとパンクの時代、そしてファッションではなんと言っても、ヴィヴィアン・ウエストウッドがマルコム・マクラーレンと一緒に活動を始めた時代です。
ファッション、アート、音楽、演劇、王室事情など、様々な切り口で1970年代のロンドンに迫った本です。
 
■名画のドレス 拡大でみる60の服飾小事典(1603/MEI)
絵画を見ていると、描かれている人物たちの豪華なドレスに目が奪われます。
思わず細部まで拡大してみたくなってしまう…そんな欲求に応えてくれるのがこの本です。
絵画の全体像だけでなく、袖口やフリルなどの気になる部分にぐぐっとズームインして解説しています。
たとえば、ロココの貴婦人たちの「アンガジャント」という袖口レースと、当時の恋愛事情の話など。
絵画に描かれた衣装から、当時の風俗や文化をうかがい知ることができます。
 
■コシノジュンコ 56の大丈夫(0402/KOS)
本書の表紙には大きな文字で「大丈夫」と書かれています。
コシノジュンコさんは語ります。
「大丈夫」という字をよく見てください。人、人、人です。
全部、人のために仕事もしていて、人のために生きてる。
自分で頑張って生きてるように見えるけど、結局人のためなんです。
人に喜んでもらう、人のために仕事ってあるんです。
短い言葉でスパッと人生を語る、長年書き溜めてきた「言葉」たちは、パワフルな情熱と好奇心にあふれています。
高田賢三、宇野亜喜良、金子國義らとのエピソードや、今まで撮り溜めた写真も掲載されています。
 
■EIKO 石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか(3117/EIK)
石岡瑛子を知っていますか?
1960~1970年代の資生堂時代には、アートディレクターとして日本の広告業界に革命を起こし、80年代にニューヨークに渡ってからは、フランシス・フォード・コッポラ、マイルス・デイヴィス、ビョーク、シルク・ドゥ・ソレイユ、ソルトレークオリンピックなどからオファーを受け、カンヌ映画祭の賞やグラミー賞、アカデミー賞などを受賞しました。
戦前に生まれ、この世を去るまで世界の超一流の才能たちとのコラボレーションを続けた、デザイン界のスーパースターです。
世界的な成功を掴み取る傍ら、男性から『女だからちやほやされるんだ』と言われると、『それなら私はあなたたちの10倍20倍がんばります』と返し、アメリカへ渡ると『日本人なのに』と言われ、60歳を過ぎると『お年なのに』と言われ、常に世間のステレオタイプと戦い、そのことを仕事のエネルギーに変えました。
「どんな時代にも通用する本物とは何か?」を常に思考し、強い意思と情熱と努力で多彩な表現活動を行いました。
本書は、2020年に東京都現代美術館で開催された、世界で初めてとなる石岡瑛子の大規模回顧展の公式図録で、石岡瑛子の世界を網羅した決定版となる一冊です。
 
■10 Mame Kurogouchi (0403/10)
2020年にブランド設立10年を迎えた、Mame Kurogouchi (マメ クロゴウチ)。
2021年には美術館では初となる単独の展覧会が、デザイナー黒河内真衣子の生まれ故郷である長野県立美術館で開催されました。
『読む展覧会』と称されるこちらの書籍では、「ノート」「曲線」「刺繍」「長野」「色」「クラフト」「私小説」「夢」「テクスチャー」「旅」といった、ブランドを構成する10のキーワードに沿って、服だけではなく、旅行中に撮影したスナップや着想源となったメモといった、これまで見せてこなかったプラベートな側面から服作りのプロセスまで、クリエイションの源泉が垣間見られます。
デザイナーと親交の深い朝吹真理子による寄稿も掲載されています。
 
■評伝 カール・ラガーフェルド (0402/LAG)
自らのブランドのデザインの他、シャネルやフェンディのデザイナーとしてファッション界を牽引してきたカール・ラガーフェルド。
知名度の低かったクロエを世界レベルのブランドに発展させ、ココ・シャネル亡き後、低迷を続けていたシャネルを見事に復活させ、とんでもないビッグビジネスに変えました。
ビッグメゾンのデザイナーのみならず、今では珍しくない、ハイブランドとファストファッションのコラボも、先駆けて2004年の時点で「H&M」と提携し成功させます。
カール・ラガーフェルドの信条は、「絶えず変化し続けて、時代に順応しなければ」。
ファッションとは、「今」であること。だからこそ、デザイナーは「今」に通じていなければならない。どんな成功をおさめようと、カールは過去は振り返りません。
更に、デザインする分野はファッションの世界だけにとどまらず、写真の腕前はプロ、英独仏伊の4カ国語を操り、文化的な知への好奇心も凄まじいものがありました。
死の数日前まで、フェンディの2019秋冬コレクションショーの打ち合わせをしていたほど、創造への情熱が衰えませんでした。
本書では、カール・ラガーフェルド本人の他、仲の良かった故・高田賢三、カールの知人友人38人へのインタビューを通して、独自の美学が貫かれたカールという人物の輪郭をなぞります。
 

 
これら書籍は、ライブラリー入口右手の窓側付近に展示しておりますので、ご来館の際はお手に取ってご覧ください。
 
ただいま1階展示室では、1月16日(日)まで特別展「アール・ヌーボーの華 アルフォンス・ミュシャ展」を開催中です。
ぜひ併せてお楽しみください。
 
みなさまのご来館をお待ちしております!
 

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