みなさま、こんにちは！
 
当館では、特別展「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」を開催中です。
 
７月２日、講師に山下浩氏（山下清作品管理事務所代表、山下清の甥）をお迎えして、
講演会「家族が語る山下清」が行われました。
 
講演では、山下清の作品制作の意図やエピソード、同居していた当時について、
スライドを使ってお話しいただきました。
 
映画やテレビドラマで語られていたイメージとは違い、放浪先で絵を描くことはほとんどなかった山下清。
放浪の目的は美しい風景を見ることで、旅から帰ってから自分の記憶によるイメージを描いていたことや、
普段はベレー帽を被り、スーツやジャケットで出かけたり、服装には気をつかっていたなど、
参加者は山下清の実際の姿に興味深そうに聞き入っていらっしゃいました。
 

 
本展覧会では、「日本の原風景」と称される代表的な貼絵を中心に、独特な手法で描かれた油彩、
水彩画、ペン画、少年期の貴重な絵など、初公開作品も含めて約170点を紹介し、
画家として芸術家として、一人の人間としての山下清の真の姿を追求しています。
ぜひお楽しみください！
 
◆特別展「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」
同時開催ドレスコレクション展「1960年頃のヨーロッパファッション」
2022年6月25日（土）～8月28日（日）
10:00～18:00（入館は17:30まで）
休館日：月曜日、7月19日（ただし7月18日は開館）
※新型コロナウイルスの影響で変更の場合があります