2023.1.6 ライブラリー
【ライブラリー情報】1月の新着図書のお知らせです!
みなさま、こんにちは。
新しい年がはじまりました。
本年も神戸ファッション美術館ライブラリーをどうぞよろしくお願いいたします。
さて、1月の新着図書が11冊入りました!
詳細は右記リンクよりご覧いただけます。1月新着図書リスト
今月もライブラリースタッフが数冊ピックアップしてご紹介します。※( )内は資料請求記号
■ガブリエル・シャネル展 : Manifeste de mode (0403/CHA)
昨年、三菱一号館美術館で開催された「ガブリエル・シャネル展」の図録です。
「20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナー」といわれているガブリエル・シャネル(1883~1971)。
シャネル草創期のドレスやなつかしさも感じるツイードのセットアップの数々、
定番のキルティングのレザーバッグ、アクセサリーなどのアーカイブ、当館所蔵のドレスなど、
ひと目でそれと分かる独自で不変のスタイルが掲載されています。
彼女の生涯ではなく、仕事に焦点を当てた回顧展は実に32年ぶりのこととなります。
■PIERRE CARDIN Making Fashion Modern(0403/CAR)
1960~70年代を中心に、未来的なスタイルで注目を集めたファッションデザイナー、ピエール・カルダン。
その作品は今見てもけっして古びれることなく、常に新鮮な驚きを与えてくれます。
プレタポルテをスタートさせて「モードの民主化」をはかり、日本人や黒人モデルを起用し、
いち早くライセンスビジネスに着手するなど、常に「未来」を創造してきたデザイナーの作品と、
そのスタイルに触れることのできる一冊です。
■AZ record shop bags :British record shop bags (3612/AZR)
1940年代から1990年代にかけての、550点を超えるイギリスのレコードストアバッグコレクション。
それぞれにまつわるストーリーも時代の側面を切り取った記録になっています。
レコードの売り上げが過去数十年間で最高を記録している現在、ショップへ足を運び、スタッフと会話をしながら選び、
家に持ち帰り聴くという、ある年代には懐かしい風景は、若い世代には新鮮に映るのでしょうか。
ライブラリー所蔵の「ブリティッシュ・ロックの名盤100」(3309/BAR)、
「ショップ イメージ グラフィックス イン ロンドン」(3613/SHO)とあわせてご覧いただくと、
イギリスポップカルチャーの流れがより楽しめるかもしれません。
■Vitamin D3 : Today’s best in contemporary drawing (3429/VIT)
イギリスの美術出版社・PHAIDONによる、現代美術を紹介したVitaminシリーズのドローイング版第3弾。
国際的に活躍する70人以上のアート専門家から選ばれた、100人以上のアーティストが紹介されています。
日本人作家では横山裕一などが掲載されており、一冊で多くの現代アート系ドローイング作品が見られます。
■金継ぎの技法書 (2204/KIN)
金継ぎとは、壊れた陶磁器を漆で接着し、金銀粉で加飾して仕上げる修理法で、
不完全なものにも美を見出す日本人ならではの細やかな技法が結集しています。
本書は、金継ぎの技法の「基礎から、色漆の活用、見立て、仕上げのテクニックまで」、
豊富な写真付きでわかりやすく解説されています。
著者は、金継ぎ教室の講師歴25年以上の実績を持つ工藤かおるさんです。
■映画と旅する365日 物語のある風景 (3199/EIG)
映画のなかの素敵な言葉と、その映画の舞台となった風景を
季節感や実際の映画の設定にあわせて、365日分紹介してくれるビジュアル・ブックです。
美しい世界の風景を眺めたり、素敵なセリフを宝探しのように見つけてみたり、
自分や大切な人の誕生日のページを探してみたりと、さまざまな楽しみ方ができます。
■イラストで心をつかむブランディングデザイン (3613/IRA)
数ある商品の中から選んでもらうには、商品やサービス内容についてより多くの情報を伝えることが大切になってきます。
人は情報の70%ほどを見ることによって得ているそうなので、一目で作り手の思いを理解できるイラストが効果的です。
本書のイラストは一見どういったお店か分かりにくいものもありますが、
デザインが完成するまでのストーリーを知ることが出来て、物語を読んでいるような気分になります。
心をつかむデザイン満載ゆえに、本書も手に取らずにはいられないはずです。
これらの書籍はライブラリー入口右手の窓側付近に展示しております。
お気軽にお手に取ってご覧ください。
ただいま当館1階では、特別展「祝祭の景色~世界の結婚式~」を開催中です。
ライブラリーへお越しの際は、ぜひ特別展へもご来場ください。
みなさまのご来館をお待ちしております!