みなさま、こんにちは。
早いものでもう3月ですね。
まだ寒暖の差はあるものの、やわらかい春の日差しが感じられる季節となりました。
 
さて、今月も3階ライブラリーに新着図書が10冊入りました！
ライブラリースタッフが数冊ピックアップしてご紹介します。※（　）内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。3月新着図書リスト
 
 
■時代を変えたミニの女王　マリー・クワント（0403/QUA）
1960年代に「ミニスカート」でファッション界に革命を起こし、世界的なデザイナーとなったマリークワント。
ブランドロゴマークである黒いデイジーの花、皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
本書は、モードの偉大なる先駆者として、またジェンダー、女性の社会進出など
常に時代を先取りして活躍した起業家としての軌跡、60年代のスタイルも紹介されています。
ファッション誌としてもお楽しみいただける一冊です。
 
■佐藤雅晴　尾行－存在の不在/不在の存在（3429/SAT）
著者である佐藤雅晴は、画像映像の一部にアニメが混ざりこんだかのような不思議な作品を発表して評価を得てきました。
しかし癌の進行のため絵筆を取るようになりました。
家の中にある段ボールやコンセントなど日常的な物を丁寧に描き色付けしたのです。
表現の仕方は変わっていきましたが、この本を眺めていると著者の体験した時間を私達も共有できる気がします。
こんな感じ、経験したことあるなぁと。
2020年、45歳で彼は個展の最中旅立っていきました。
 

 
■谷崎潤一郎をめぐる人々と着物（0904/TAN）
アンティーク着物や小物を楽しむための目的でも、十分見応えのある本です。
読み重ねるうちに、谷崎の小説が生み出されるために、深くかかわっていたミューズにあたる女性たちが、
美しい着物の色合いに導かれるように浮かんできます。
谷崎と着物にまつわるエピソードも興味深く、小説と読み比べてみたくなる一冊です。
 
■The glass ark: Animals in the Pierre Rosenberg collection（3609/THE）
北イタリア、ヴェネチアの小さな島、ムラーノ島の伝統的なガラス工芸品であるムラーノ・ガラス。
パリのルーヴル美術館の元館長ピエール・ローゼンバーグ氏の、ムラーノ・ガラスでできた動物たちのコレクション展カタログです。
1000年以上手作業で作られているムラーノ・ガラスの動物たちは、色鮮やかで優しい透明感と豊かな想像力にあふれています。
 

 

 
これらの書籍はライブラリー入口右手の窓側付近に展示しております。
お気軽にお手に取ってご覧ください。
 
ただいま当館１階展示室では、「第9回日展神戸展」を開催中です。
ライブラリーへお越しの際は、ぜひ日展神戸展へもご来場ください。