2023.8.2 ライブラリー
【ライブラリー情報】8月の新着図書のお知らせです!
みなさま、こんにちは。
好評開催中の特別展「花のお江戸ライフ―浮世絵にみる江戸っ子スタイル―」は今月27日まで。
どうぞお見逃しなく!
さて、今月も3階ライブラリーに新着図書が12冊入りました!
その中からライブラリースタッフが5冊ピックアップしてご紹介します。※( )内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。8月新着図書リスト
■サーリネンとフィンランドの美しい建築展(2805/SAA)
日本でも人気のアルヴァ・アアルトなど、フィンランドのモダニズムの原点を築いた建築家である
エリエル・サーリネン(1873-1950)。
1900年のパリ万博でフィンランド館の建築は民族独自のルーツを表現し、ロシア帝国からの独立を
求めていた国民を鼓舞しました。のちに公共建築や都市デザインに幅を広げたサーリネンの作品が
図面や多くの写真と共にご覧いただけます。
■IMA vol.39:混迷する世界を駆ける若き才能(3016/IMA/39)
年2回、注目の写真家やテーマをピックアップして発行する写真誌「IMA」。
最新号では、「2023年のいま注目すべき気鋭の12人」が掲載されています。フィールドワークを前提
にリサーチをベースに置いた制作を重んじる宮田恵理子、iPhoneの撮影を制作イメージに活用する
リン・フィリス・ゼーガーへのインタヴュー「リアルと仮想空間を行き来するこれからの写真」など、
興味深い内容です。
■西欧800年の指輪史:ヴィクトリア&アルバート博物館の指輪コレクションから読み解く(1202/SEI)
中世から現代まで、西欧の伝統にのっとってヨーロッパでつくられてきた指輪をロンドンの
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の2000点以上のコレクションの中から抜粋して
紹介しています。指輪には、昔も今も様々な人の想いが込められています。信仰のしるしとして、
お守りとして、愛の証しとして・・・。そんな指輪の歴史と進化に迫った一冊です。
■ユングの芸術(3429/JUN)
心理学を学んだ方にとっては特に、分析心理学の創始者であり、20世紀を代表する思想家、
統合失調症に対する精神科医のイメージが強い、ユングと芸術はなかなか結びつき難いでしょう。
ましてや、芸術家ユングの意識・無意識はどうなっていると混乱してしまいそうです。ユングの
代表作「赤の書」までの変遷と、芸術的意義を明らかにする1冊。豊饒なイメージに圧倒されます。
■Martin Margiela at Lafayette anticipations(3429/MAR)
マルタン・マルジェラがファッション・デザイナーを引退してから今年で約15年。パリで2021年10月
から開催された「マルタン・マルジェラ」展の展覧会図録です。マルタン・マルジェラが現代美術家
としてデビューした最初の個展の記録である本書は、マルジェラ本人が全面監修し、インスタレーション、
彫刻、コラージュ、絵画、映像などの展示作品を軸に、この展覧会のメイキングとして編集されています。
実物のポストイットが随所に貼り付けられた装丁はグラフィックデザイナー、Irma Boomによるもの。