みなさま、こんにちは。
 
当館3階ライブラリーに、今月も新着図書が15冊入りました！
ライブラリースタッフが6冊ピックアップしてご紹介します。※（　）内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。6月新着図書リスト
 

 
■ZADIG&VOLTAIRE （0403/ZAD）
フランスのファッションブランド、ザディグ・エ・ヴォルテールの
創立25周年を記念して刊行された初の単行本です。
肩の力をぬいた上質なロックンロール スタイルというのが
このブランドの代名詞となっています。
誰にでも似合うわけではないけれど”かっこいい”という言葉が
ついつい口をついて出てくる…そんな写真集として楽しむことのできる1冊です。
魅力的な写真をオリヴィエ・ザームといった有名写真家が撮り下ろしています。
 
■Dieter Rams : the complete works（3610/RAM）
インダストリアルデザイン界の巨匠、ディーター・ラムスの作品集。
家具メーカーのブラウン社との関わりの中で、さまざまな名作を生み出しました。
ラムスの突出したデザイン性の高い仕事は、現代においてもジョナサン・アイブによる
Apple iPodのほか、数えきれないほど多くのデザインに影響を与えています。
ラムスが生涯にデザインしたすべての製品のカラー図版が年代順に掲載され、
各製品には詳細な説明が記載されており、ラムスのデザインを堪能できます。
ラムス自身との緊密な共同作業によって作られた保存版・決定版的一冊です。
 
■世界の祭りと衣装 : The festivals and costumes in the world(0808/SEK）
衣装や装飾が特徴的な世界各国の祭りを美しい写真で紹介したカラフルな一冊。
色とりどりの鮮やかな衣装、奇抜な被り物、踊る人々の熱気に圧倒されます。
日本人の「ハレ」への思いも刺激され、気持ちは海外への旅に向かいそうです。
 
■遠距離現在Universal/Remote :
井田大介　Xu　Bing　Trevor Paglen　Giorgi Gago Gagoshidze/Hito Steyerl/
Milos Trakilovic 地主麻衣子　Tina Enghoff Jeamin Cha Evan Roth
木浦奈津子（3429/ENK）
本書は、コロナ禍３年間のパンデミックの時期を、現代美術を通して振り返る展覧会
「遠距離現在Universal/Remote」のカタログです。
（東京・国立新美術館 2024年3月6日-6月3日開催 ほか巡回）
コロナ禍を経て、「Pan- の規模で拡大し続ける社会」、「リモート化する個人」
という２つの潮流を捉えて制作された作品は、
現代社会を生きる私たちの在り方を鋭く問いかけてきます。
 
■ディズニー・コスチューム大全（3117/DIS）
シンデレラ、美女と野獣のベル、ジャック・スパロウ、クルエラ、マレフィセント…。
ディズニー映画の魅力的なキャラクターたちの衣装制作の舞台裏を知ることができます。
衣装デザインとは、単なる衣装にとどまらず、
キャラクターの存在そのものをデザインすることだともいえるのかもしれません。
一着一着に込められた、衣装デザイナーたちの創造力や情熱を感じることのできる本です。
 
■日本水引(4109/NIH)
結ぶ、祈る、贈る、日本の伝統をあらわす水引。
水引デザイナーであり水引文化の研究をライフワークとして取り組む著者が、水引の本質に向き合います。
本書では”水引の色”についても深く触れられており、凶事や弔事は不吉なことでも縁起の悪いことでもなく、
故人を偲び想うための色づかいであったことを教えてくれます。
水引の始まりを知り、現代の日本人としてのしきたりやマナーの認識、
これからの日本文化の行く末を考えさせられる一冊です。
 

 
神戸ファッション美術館3階のライブラリーには、ファッション、デザイン、建築、
映画、アートなどの書籍が多数ございます。
ぜひ、ライブラリーでごゆっくりお過ごしください！